Graded Direct Methodで英語の授業が変わる – 英語脳を育てる理論と実践 – この一冊でGDMとその授業の作り方がわかる Graded Direct Methodで英語の授業が変わる – 英語脳を育てる理論と実践 – この一冊でGDMとその授業の作り方がわかる

研究会とは

目的

I. A. RichardsとChristine Gibsonによって開発された,外国語としての英語教授法であるGraded Direct Methodによって,日本人の生徒に英語を教える方法,および関係のある理論などを研究し,日本の英語教育の改善に貢献する。

沿革

東京女子大学教授であったConstance Chappell女史は,第二次世界大戦中,米国に戻りハーバード大学のI. A. RichardsのもとでGraded Direct Methodを学んだ。1947年に再び来日し,東京女子大学の卒業生の子供たちにGDMで英語を教え始めた。そのクラスを見学に来ていた吉沢美穂ほか数名が,Chappell女史の指導のもとにGDMの授業を始めた。

1951年から1年間,吉沢美穂はハーバード大学に留学,I. A. RichardsとChristine GibsonのもとでGDMを学んだ。

1952年に帰国した吉沢美穂は,さっそくGDM講習会を開催。以後毎年講習会を開くようになり,それが現在のSummer Seminarに発展した。

その頃から月例の研究会も始まった。研究会発足当時は小人数の自然発生的な集まりであったが,次第に会員数も増え,1957年にNews Bulletin第1号を発行する頃には,事務局,会計,プログラム委員などが必要になり,会としての形を整えるようになった。

1958年,一般の人々を対象とした広報活動として,第1回公開講演会を開催,以後毎年開催して現在にいたっている。

1965年,会員の片桐ユズルが東京から神戸に移ってきたのを機に,関西支部が作られた。以後,本部をおかないまま,東日本支部と西日本支部とに分かれて活動を続けている。

1981年11月,吉沢美穂が死去。

1990年には,GDMによる日本語テキスト『はじめてのにほんご』が刊行され,日本語教授法の分野での実践も始まった。(GDM/BASIC English のくわしい歴史についてはこちら)